2022.04.02 さいたま市北区付帯塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市北区のH様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市北区 H様邸 屋根塗装・外壁塗装 コーキング増し打ち工事、養生」は、こちらのページです。
今回は屋根・破風の下塗り、軒天の塗装の様子についてお伝えします。
【下塗りにはどんな意味がある?】
塗装工事は古い外壁に仕上げ塗料をいきなり塗装するものではありません。
高圧洗浄で下地を綺麗にし、ひび割れなどを補修し、下地を調整してから塗装に入ります。
塗装の工程も基本的に下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて塗装します。
(下地の状態や仕上がり、塗料の仕様で塗装回数が2回、または4回以上の場合もあります。)
中塗りと上塗りは仕上げ塗料を重ね塗りする工程です。
下塗りは仕上げ塗料とは全く違う成分の『下塗り材』を使います。
下塗りは最終的には見えなくなる塗膜なのですが、大変重要な役割がいくつもあります。
一番の役割は塗装面と仕上げ塗料の密着性を高める事です。
下塗りをせずに仕上げ塗料を塗装してしまうと、仕上げ塗料が密着せず、すぐ剥がれてしまいます。
また、傷んだ部材というのは仕上げ塗料を吸い込みます。
すると色ムラができて見た目が悪いだけでなく、耐候性の高い所と低い所ができてしまうのです。
下地に仕上がり塗料が密着して塗膜を長持ちさせる為、また、塗料の吸い込みを抑えてくれるのが下塗り材です。
例え最終的には見えなくなっても、大変重要な役割を持っています。
こちらは屋根の下塗りの写真です。
だいぶ傷んでいたので塗料の吸い込みも激しい状態でした。
その為、下塗り材は2回塗布しています。
破風もお住まいの重要なパーツです。
こちらも下塗り材を塗布した後の写真です。
【軒天の塗装】
軒天は他の部分と違って、ずっと上を見上げながら施工する場所です。
下地処理から塗装まで、上を見上げ続けるのでいつも首が痛くなります。
下地処理ではサンドペーパーで清掃と、表面の目荒らしを行いました。
目荒らしは塗料の食いつきがよくなるよう、わざと表面を凸凹に傷つける工程です。
下地処理後、下塗り、中塗り、上塗りと塗装していきます。
壁際、破風側の隅は刷毛で塗装し、平面はローラーで塗装するのが基本です。
軒天は日が当たりにくく暗い場所なので、塗装の際は明るい色がオススメです。
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