2022.11.20 さいたま市緑区外壁塗装
埼玉県さいたま市緑区W様邸の塗装工事のご報告の続きです!
前回の現場レポートは→「埼玉県さいたま市緑区 W様邸 外壁塗装 養生の重要性 下塗り」こちらです。
【下塗りのポイント】
前回も少しお伝えしましたが、下塗りは下地と本番用の塗料を密着させるために欠かせない工程です。
下塗りをせずに本番用塗料を塗ると、うまく定着しないほか、塗料が下地に染み込み、塗りムラが発生してしまうこともあります。
美しい仕上がりのためには他にもポイントがあります。
塗料には、それぞれ塗料メーカーが定めた乾燥時間が設けられています。
仕様のとおり十分に完成させることで、美観と性能を両立させた塗膜が完成します。
乾燥時間が十分に取られていないと、塗膜の膨れや剥がれなどの施工不良の原因となってしまいます。
この施工不良の厄介なところは、塗装後2〜3年後に発生して、塗ってすぐにはわからないところです。
乾燥時間は4時間程度が多く、一つの塗装工程に半日から1日必要となることがお分かりになるかと思います。
塗装屋から工程表が提出されたら、乾燥時間を考えていない無理なスケジュールになっていないか確認してみてください。
また、下塗りには白やグレーを使うことが多いのですが、これは元々の外壁の色をリセットして、上塗り塗料の発色をよくするために行います。
特に、元々の外壁と異なった色で上塗りを行う場合、色が透けにくくなるために有効です。
何度もない外壁塗装の機会なので、ガラッと色味を変えてイメージチェンジをされるお客様も多いです。
お住まいのイメージチェンジの前にはカラーシミュレーションがおすすめです!
【中塗りのポイント】
こちらは下塗りを十分乾燥させたあと、中塗りを行なった様子です。
W様邸は元々ベージュ系の色味でしたが、色々ご相談させていただいた上で、オレンジ系に色を変えることになりました。
元気の出てくる明るい色合いで、西欧風のおしゃれな外観に変化させていきます。
本番用の塗料を、中塗りと上塗り(仕上げ塗り)の2回に分けるのにも大切な理由があります。
まずは十分な塗膜厚を確保するためです。
乾燥時間と同様に、塗膜の厚みも仕様で定められています。
これを守ることで、想定されている塗膜の能力が発揮されるため、2回に分けて塗装し、十分な厚みを確保していく必要があります。
また、塗料は粘性があり、腕の立つ職人でも一回の塗装で塗りムラなく平坦に塗っていくのは困難です。
2回に分けて塗ることで、ムラのない均一な塗膜に仕上げることができるのです。
塗料の性能についてお知りになりたい方はこちらもご覧ください!
-K*-