2023.02.27 さいたま市見沼区付帯塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市見沼区のA様邸の塗装工事のご報告の続きです!
前回の現場レポートは→「埼玉県さいたま市見沼区 A様邸 外壁塗装 屋根塗装 イメージチェンジのチャンス」こちらです。
【屋根中塗り・仕上げ塗り】
屋根の中塗り塗装の様子です。
前回のレポートでお伝えしたように、まずは下塗りによって本番用の塗料が十分に定着するよう下地を作ります。
そして、中塗り・仕上げ塗りを重ねていきます。
中塗りが終わった段階で、ダメ込み塗装というものを行いました。
塗装は基本的にローラーで行いますが、ローラーは広い面積を塗るのに適している反面、細かい場所は塗りづらいというデメリットがあります。
こういった箇所を、刷毛を使って塗っていくことをダメ込みと言います。
細かな箇所の塗装が漏れているのは『ダメ』なことで、『ダメ』がないように塗り『込む』ことからダメ込みという呼び方になったと聞きます。
塗装がされていない、周囲より薄くなっているといった箇所は劣化が早く、劣化が始まると十分に塗装がされている箇所にまで影響を及ぼします。
塗装の段階で細かいところまで手を掛けてやることで、細部まで美しく、長持ちする塗装が完成するのです。
また、本番用の塗料を二回に分けて塗るのには理由があります。
塗料は粘性が高く、一回の塗装で仕様書に規定してある塗膜厚を確保し、かつ平滑に仕上げるのは熟練の職人であっても難しいことです。
複数回に分けて塗っていくことで、必要な塗膜の厚みと表面の滑らかさが共存した塗装が出来上がります。
塗料をたっぷりと使用して塗り上げた塗装面は、艶が出て非常に美しくなります。
屋根の仕上げ塗装まで完了しました!
【帯の塗装】
帯とは、外壁の1階部分と2階部分を仕切る部材で、帯板、幕板とも言います。
主にアクセント的な意匠として使われますが、外壁材を縦貼りしている場合には、繋ぎ目を隠す役割を果たすこともあります。
この帯も付帯部に含まれる部材ですが、外壁の色をビシッと締める役割があるので、劣化してボロボロだったり、外壁と比較してグレードが落ちる塗料を使用すると悪目立ちしてしまいます。
A様邸の帯は、モノトーンに塗り分けされた外壁を、艶感のあるブラックで引き締めています。
幕板のあるデザインのお住まいでは、カラーシミュレーションの際に帯の色も検討してみると良いと思います!
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