2023.02.28 さいたま市見沼区屋根塗装鉄部塗装
埼玉県さいたま市見沼区のA様邸の塗装工事のご報告の続きです!
前回の現場レポートは→「埼玉県さいたま市見沼区 A様邸 屋根塗装 帯 美しく仕上げるために」こちらです。
【下屋根の下塗り・中塗り】
こちらは下屋根の下塗り塗装、中塗り塗装の様子です。
家の天辺ではなく、玄関ポーチや窓、縁側などの1階部分に付けられる屋根のことを下屋根といいます。
下屋、差し掛け(屋根)などと呼ばれる場合もあります。
日除け、雨除けの役割を果たし、外壁の劣化を防ぐだけでなく、屋根の下のスペースを物置や自転車置き場として活用することができます。
ただ、下屋根が存在することで、外壁との取り合い部分(接合部分)が出来てしまうため、その分水分の浸入リスクが高まります。
そのため、下屋根のあるお住まいでは、下屋根がないお住まいよりもこまめに点検・メンテナンスを行う必要があるのです。
具体的には、防水処理、排水経路の確保といった雨仕舞い、取り合い部分のコーキングの打ち替えなどです。
お住まいを快適に、便利に保ってくれる下屋根ですが、純粋に部材が増えることになりますので、しっかり手をかけてやりましょう。
下屋根も大屋根(母屋の屋根)や外壁と同じように、下塗り・中塗り・仕上げ塗りの工程で仕上げていきます。
大屋根よりも目につきやすいところにあるため、カラーシミュレーションでは下屋根の色バランスもしっかり確認しました。
【鉄部のさび止め塗装】
さび止め塗装の様子です。
シャッターボックスなどの鉄部の塗装には、他の外装塗装とは異なるポイントがあり、さび止め塗装もその一つです。
鉄部では、ケレンと呼ばれる処理で、表面の汚れやさび付きを十分に落とした後、さび止め塗装を行います。
あらかじめさびを取っておかないと、特殊な塗料でない限り、塗装の上にさびが浮き出してしまいます。
さび止め塗装には、さびの発生を防ぐ効果はありますが、既に起こっているさびの進行を食い止めることはできないためです。
ケレン処理では、さびの進行具合によりサンドペーパー(紙やすり)、手動工具、電動工具を使い分けます。
今回のA様邸では、さびはほとんど起きていなかったため、気になるところをサンドペーパーで擦り落とすだけで済みました。
さびの度合いによって適切な処理を行なってから塗装することで、塗料が定着し、長持ちする塗装が仕上がるのです!
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