2023.03.20 さいたま市緑区外壁塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市緑区のS様邸の塗装工事のご報告の続きです!
前回の現場レポートは→「埼玉県さいたま市緑区 S様邸 外壁塗装 屋根塗装 養生 軒の塗装」こちらです。
いよいよ屋根と外壁の塗装に入っていきます!
【屋根下塗り】
こちらは屋根の下塗りの様子です。
この記事をお読みになっている方の中には「瓦に塗装をするの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、屋根瓦はそれ自身が防水性を持っている、塗料が付着しにくいなどの理由で、塗装は適さないというイメージがあると思います。
しかし、瓦の種類によっては塗装によるメンテナンスが不可欠なものもあるのです。
塗装が不要な瓦は、粘土を高温で焼き上げることによって耐久性が高められている粘土系の瓦です。
セメント瓦・モニエル瓦といった、素材そのものに防水性のないセメント系の瓦は、表面を塗装によってコーティングしてやらなくてはいけません。
これらの瓦は、塗料による防水性が衰えてくると、水分を吸い込んでしまうことで伸縮・ひび割れに繋がり、最悪の場合雨漏りの原因となります。
塗装が必要な瓦かそうでないかは、プロが見ればすぐにわかります。
ご自身のお住まいの屋根材がわからない場合、塗装をした方がいいか迷っている場合は、当店にお気軽にご相談ください。
【外壁下塗り】
外壁の下塗りの様子です。
屋根も外壁も、白・グレーっぽい色に塗装していますが、仕上げの色が白になるわけではありません。
実は下塗りは、お客様と選んだ塗料の色とは異なる色で行うことの方が多いのです。
元々の外壁の色をホワイト系ですっかり隠してしまうことによって、仕上げ塗りの色をムラなく鮮明に出すことができます。
下塗り材には、他にも役割があります。
屋根や外壁は、素材によっては劣化によって水分を吸い込みやすくなってしまいます。
S様邸の屋根に使われているセメントも、塗料の層が劣化により薄くなったり、剥がれてしまったりすると吸水してしまいます。
そのまま上塗り材を塗ってしまうと、屋根材・外壁材が上塗り材を吸い込んでしまうため、塗料を吸い込まなくなるまで下塗り材を塗りこんでいく必要があるのです。
また、下塗り材は外壁材と上塗り材を密着させる接着剤のような役目を果たしてくれます。
下塗り材によって、塗装面をフラットな色で滑らかに調整することで、上塗り塗料が付着しやすく、剥がれにくく、また鮮やかに仕上がるのです。
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