2021.12.15 さいたま市北区屋根塗装
埼玉県さいたま市北区のI様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市北区 I様邸 屋根塗装・外壁塗装 外壁仕上げ、門塀塗装の様子」は、こちらのページです。
今回は、屋根の下塗りと中塗りの様子についてお伝えします。
【屋根の下塗り】
屋根塗装で塗料を塗る際は、下塗り→中塗り→上塗りが基本です。
1回ずつの場合もありますし、下地の傷みが激しい場合は下塗りを2回塗装する事もあります。
こちらの「外壁塗装工事の流れ」でも下塗り~上塗りについて詳しくご紹介しています。
全部同じ塗料で重ね塗りするわけではありません。
下塗りは下塗り材を塗装します。
中塗りと上塗りは同じ塗料の場合や、中塗り専用塗料・上塗り専用塗料で塗装をする事もあります。
こちらはI様邸の下屋根の下塗りの様子です。
大屋根、下屋根の両方を施工させていただきました。
下塗りは種類によって機能が異なります。
下地や仕上がりイメージに応じて適切なものを選ばなければなりません。
下塗り材の種類を簡単にご紹介します。
・シーラー
上塗り塗料が下地に吸い込まれるのを防ぐ役割があります。
塗装面がしっかりと補強されるので、上塗り塗料が塗りやすくなります。
・プライマー
主に鉄、ステンレス、アルミに用いられる下塗り材です。
下地と塗料の密着性が高まります。
・バインダー
吸い込みが起きない下地に、しっかりと上塗り塗料が密着するよう接着剤のような役割があります。
・フィラー
下地の凸凹を埋め、塗装面を滑らかにしてくれます。
・微弾性フィラー
シーラーとフィラーを兼ね備えた下塗り材です。
伸縮し、下地の動きに追随してくれるので、塗装後のひび割れ再発を防ぎます。
どの下塗り材がいいかどうかは、下地の状態を見て選択しなければなりません。
【屋根の中塗り】
下塗りが乾燥したら中塗りです。
こちらのお宅では、中塗りと上塗りは同じ塗料を使用しました。
なぜ同じ塗料を2度重ねるかというと、1回の塗装では綺麗に仕上がらないからです。
1回の塗装で多くの塗料を塗ろうとすると色ムラができてしまいます。
塗り重ねる事によって均一な塗膜を形成できます。
また、塗料には塗料メーカーが定めた基準塗布量というものがあります。
どのくらいの量を何回塗るかが仕様で決められており、その通りに塗装しなければ、塗料が持つ防水性や遮熱性などの機能を最大限に発揮する事ができないのです。
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