2022.01.06 さいたま市大宮区外壁塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市大宮区のS様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市大宮区 S様邸 屋根塗装・外壁塗装 下塗りってどうして必要?」は、こちらのページです。
【下塗りを2回する時はどんな時?】
塗装工事は基本的に下地処理後、下塗り→中塗り→上塗りの3度塗りで仕上げますが、下塗りを2回行う場合があります。
Sさま邸の外壁は下塗りを2回行いました。
下塗りは塗装の下準備となる塗装で、この後塗装する仕上げ塗料の接着力を高めたり、傷んだ下地に塗料が吸い込まれるのを防ぐなどの役割があります。
ただ、下地の劣化の進行度合いによっては、1度の下塗りでは、これらの効果が十分でない場合があります。
例えば下地が大分傷んでいて、下塗り1回だけでは塗料の吸い込みを抑えられず、色ムラができてしまう事があります。
そうならないよう、下塗りを2重にして塗料の吸い込みを抑えます。
また、下地の色が新しい色の発色を邪魔してしまう場合も下塗りを2回塗装します。
濃い色から淡い色にしようと塗装して、下地の色が邪魔して綺麗に発色しない事があります。
イメージ通りの色を出す為に下塗りを2回して下地の色を隠します。
【中塗りと上塗りの色は変えた方がいいって本当?】
中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を重ね塗りします。
色も同じ色を塗装しますが、「中塗りと上塗りを別にした方がいい」という情報が出回っています。
これはなぜかというと、中塗りと上塗りが同じ色だと、本当に塗装されたかがわかりにくいからです。
残念な事に、中には中塗りをしない手抜き業者がいます。
色を変えて写真を撮っておいてもらえば、中塗りと上塗りがきちんと行われているかはわかりやすいという事でしょう。
ただ、信用できる塗装会社であればそのような必要はありません。
どう考えても、中塗りと上塗りが同じ色の方が塗りムラが出にくくなります。
上塗りの塗膜が剥がれてきても、中塗りは同じ色なのでムラができにくいです。
同じ色にしてもらって塗りムラが出にくくする為、塗装屋選びは慎重に行いましょう。
当社は中塗り、上塗りは同じ色で塗装をしています。
もちろん、Sさま邸でも同じ色で塗装しました。
.
【仕上げ塗装~サッシの掃除】
中塗り乾燥後、仕上げ塗装をして半乾きの状態で養生をバラしました。
半乾きの状態で剥がすのが、一番綺麗に仕上がるからです。
塗料は液体の為、どんなに念入りに養生をしてもサッシ周りなどには塗料が滲んできてしまいます。
はみ出た塗料は専用のシンナーを使って拭き取っていきました。
−N−