2022.01.11 さいたま市北区外壁塗装
埼玉県さいたま市北区のアパートにて、外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市北区 アパート 外壁塗装 足場の設置と養生 工事の流れ」は、こちらのページです。
今回は下塗りの様子についてお伝えします。
【外壁塗装に下塗りが欠かせない理由とは】
塗装工事は基本的に下塗り→中塗り→上塗りと重ね塗りをして仕上げます。
「そんなに重ね塗りをする必要があるの?」「上塗りだけではダメなのか」など、疑問に思うかもしれません。
結論からいうと下塗り、中塗り、上塗りはどれも大変重要です!
ただ、塗料によっては仕様が異なり、中塗り不要などの製品もあります。
また、下塗りを2回行う必要がある場合もあります。
では、下塗りがなぜ必要かを詳しくご紹介します。
下塗りには重要な役目があります。
1つ目は「下地と仕上げ塗料を密着させる為」の糊のような役割です。
下塗り材を塗布していない状態で仕上げ塗料を塗装しても、しっかりと定着せずにすぐ剥がれてしまいます。
塗膜が長持ちするように、というのが下塗りの最大の役割です。
2つ目は仕上げ塗料の吸い込みを防ぐ為です。
傷んだ下地というのは塗料を吸い込んでしまいます。
すると色ムラができ、耐候性の高いところと低いところができてしまいます。
塗料の吸い込みを防ぎ、色ムラができないようにする為にも下塗り材は必要です。
3つ目は発色を綺麗にするという事です。
外壁の下塗りは大体透明かホワイトのものを使用します。
ホワイトの下塗り材を塗装する事により下地の色を隠蔽して最後の上塗りの発色を良くします。
4つ目は小さなひび割れを埋めるという事です。
幅0.3mm以下のひび割れをヘアークラックといいます。
この程度のひび割れであれば、下塗り材を塗布する事で補修が可能です。
大きな役割は以上の4つですが、他にも製品によって様々な機能を持っています。
下の写真はこちらのアパートの下塗り後の様子です。
【見積もりの時点で下塗りをするかどうか、しっかり確認しましょう】
「下塗りは必要ない」という業者には要注意です。
これだけ重要な下塗りを省くという事は、悪徳業者か手抜き業者である可能性が高いです。
理由の1つに、あえて下塗りをせずに塗膜がすぐ剥がれるようにして、またすぐ工事が必要になり、契約を持ちかけるそうです。
このような業者にひっかからないよう、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
−N−