2022.01.20 さいたま市北区外壁塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市北区のN様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市北区 N様邸 屋根塗装・外壁塗装 養生、軒天と破風の塗装」は、こちらのページです。
今回は屋根・外壁の下塗りの様子についてお伝えします。
【下塗り材の違い ~シーラー、プライマー、フィラー~】
塗装工事では最初から下地に仕上げ塗料を塗るわけではありません。
入念な下地処理の後に、下塗り材を塗布し、その後に仕上げ塗料を重ね塗りしていきます。
下塗りには沢山の種類があります。
主にシーラー、プライマー、フィラーというものを使用し、単価は約600~1,200円/㎡です。
これらの下塗り材を塗布する1番の目的は『屋根や外壁などの下地に、仕上げ塗料がしっかりと接着するよう、接着剤のような役割』です。
どんなに仕上げ塗料にグレードの高いものを選んでいたとしても、下塗りがしっかりと塗装されていなければ、塗膜がすぐに剥がれてしまいます。
それでは塗装しても意味がないですよね。
塗膜が長持ちするよう、下塗りは大変重要な工程なのです。
シーラーとプライマーは名前が違いますが、同じものと思っていただいて問題ありません。
塗装する事で、傷んだ下地に塗料が吸収されて色ムラができるのを防ぎます。
吸い込んでしまう状態で仕上げ塗料を塗装すると、密着性が悪くなって耐久性が低下したり、艶が出ないなどの施工不良が起きます。
フィラーはモルタルなどの外壁材に細かなひび割れがある場合や、下地に凹凸がある場合に平滑に均す役割があります。
下地の劣化が激しい場合には、シーラーを塗布してからフィラーを塗布する場合もあります。
【下塗り塗装の様子】
こちらのお宅の屋根ではシーラーを2回塗布しました。
こちらが大屋根です。
下屋も劣化が激しく、塗料を吸い込んでしまう状態でしたので、シーラーを2回行いました。
屋根というのはお住まいの傘ですので、雨風や紫外線が一番当たりやすく過酷な環境にあります。
劣化スピードが早い場所ですので、状態に合わせて下塗り材の選択が必要です。
こちらは外壁の下塗り後の写真です。
外壁もシーラーを使いました。
屋根や外壁に使用する下塗り材はホワイトか透明が一般的です。
ホワイトの場合だと、下地の色を隠して仕上げ塗料の発色を良くする効果があります。
−N−