2022.02.25 さいたま市緑区外壁塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市緑区のT様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市緑区 T様邸 屋根塗装・外壁塗装 隣の家と距離が近い場合、足場は組める? 高圧洗浄の様子」は、こちらのページです。
今回は、屋根と外壁の下塗りの様子についてお伝えします。
【外壁の下塗りの様子~下塗りとは~】
塗装工事では、「下塗り」という工程があります。
仕上げ塗料を塗装する前の下準備となる塗装です。
塗装工事はよくお化粧に例えられるのですが、下塗りはスキンケアや化粧下地といったところでしょうか。
具体的には以下のような役割があります。
- ・下地と仕上げ塗料を密着させる、接着剤のような役割
- ・下地に塗料が吸い込まれ、色ムラができるのを防ぐ
- ・下地の色を隠蔽し、仕上げ塗料の発色を良くする
- ・細かなひび割れや凹凸を埋め、表面を滑らかにする
- ・防カビ・防藻性や遮熱性、防サビなどの効果を付与する
これらは、下塗り材によって持つ効果が異なります。
もし、下塗りをせずに下地にそのまま仕上げ塗料を塗装してしまえば、塗膜が早々に剥がれたり、色ムラができたりして綺麗には仕上がらないでしょう。
その為、塗装工事では下塗りが欠かせません。
こちらは外壁の下塗りの様子です。
外壁の下塗り材は大抵、ホワイトか透明です。
今回はホワイトの下塗り材を使用しました。
【屋根の下塗り~下塗りを2回行う理由~】
塗装工事は基本的に下塗り→中塗り→上塗りの3度塗りです。
しかし、今回の屋根塗装は下塗り→下塗り2回目→中塗り→上塗りの4度塗りで施工しました。
屋根材は化粧スレート屋根で、劣化状態が悪く、下地に塗料が吸い込まれる状態でした。
1回の下塗りでは塗料の吸い込みを抑えきれないと判断し、2回下塗りを塗布して、より厚いバリアーを張ってあげました。
こちらは下塗り1回目の写真です。
下塗り1回目が乾燥してから、もう1度下塗り材を塗布しました。
これで安心です。
下地に塗料が吸い込まれる事なく、綺麗に仕上がります。
【下塗りをしない業者がいます、ご注意ください】
「うちは下塗りしない分、工事費用を安くできますよ」「下塗りはしなくても大丈夫です」と言われたらご注意ください。
先ほどご紹介させていただいたように、下塗りは塗装工事において重要な役割を持っています。
ではなぜこんな業者がいるかというと、手抜きか、または塗膜の早期剥離を起こさせ、再度契約をさせるという目的があるのでしょう。
それだと安くなるどころか、2重にメンテナンスコストがかかってしまいます。
あれ?と思ったら契約せず、相見積もりを取るなどして慎重にご判断ください。