2022.04.30 さいたま市岩槻区外壁塗装屋根塗装
埼玉県さいたま市岩槻区のS様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市岩槻区 S様邸 屋根塗装・外壁塗装に必要な養生 下塗りの重要性」は、こちらのページです。
今回は縁切りと、屋根と外壁の中塗り~上塗りの様子についてお伝えします。
【屋根の縁切りとは?~タスペーサーの設置~】
S様邸の屋根は化粧スレート屋根の為、縁切りを行いました。
縁切り、というとあまり良いイメージはないかと思いますが、屋根塗装では大切な工程の1つです。
化粧スレート屋根は屋根材と屋根材の間に隙間があり、雨水の逃げ道が作られています。
塗装工事によって塗料で隙間が埋まると、雨水が屋根材の裏側に溜まって雨漏りを誘発します。
そうならないよう、隙間を作る工程を縁切りといいます。
昔は屋根材1枚1枚にカッターを使って隙間を作っていました。
一般的な大きさのお宅の屋根で、職人2人がかりで1日かかっていました。
現在は、タスペーサーという縁切りを簡単にできる道具があります。
屋根材の下に挟む小さな道具です。
タスペーサーがある事で、縁切りは職人1人で半日で終わるほど早くなりました。
【屋根塗装・外壁塗装 中塗り~上塗り】
下塗りと縁切りを終えたら、仕上げ塗料を塗装していきます。
仕上げ塗料は基本的に2回に分けて塗装し、1回目は中塗り(または上塗り1回目)、2回目は上塗り(または上塗り2回目)といいます。
なぜ2回に分けて重ね塗りをするかというと、1回ではどんなに熟練の職人でも綺麗に塗装ができないからです。
プラモデルやマニキュアなど、何かを塗る作業をした事がある方はイメージがしやすいかと思いますが、1回で終わらせようと塗料を多く取って塗装すると、ムラができてしまいます。
ムラができると耐候性の低い所と高い所ができてしまいますし、何より見た目がよろしくありません。
また、塗料には仕様があり、塗布量や塗装回数が塗料メーカーによって定められています。
仕様通りに塗装しなければ、塗料が持つ耐候性や低汚染性などの機能を最大限発揮する事ができません。
こちらは屋根の中塗りの写真です。
こちらは外壁中塗りの写真です。
1回の塗装ではツヤも十分ではありません。
最後に上塗りです。
中塗りの写真より、キレイなツヤが出ています。
屋根塗装、外壁塗装の他に付帯部も塗装しました。
付帯部塗装の様子は次回の現場レポートで(^^)/
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