2022.06.13 さいたま市緑区屋根塗装
埼玉県さいたま市緑区のK様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「埼玉県さいたま市緑区 K様邸 屋根塗装・外壁塗装 足場の設置、高圧洗浄」は、こちらのページです。
今回は下屋の塗装の様子についてお伝えします。
【下屋とは?塗装は必要?】
下屋(げや)は屋根の一種で、母屋に付属した屋根の事をいいます。
K様邸では1階と2階の間に下屋がありました。
なぜ下屋が設けられているかというと、2階より1階の方が大きいので、1階部分の上に屋根を乗せて調整しているのです。
その為、総2階のお宅では下屋はありません。
他にも玄関の上にちょこっと乗っている屋根、ウッドデッキや縁側の屋根も下屋です。
これらの場所に下屋がある事で、雨が降っても塗れないスペースを作っています。
下屋は母屋と同じように紫外線や雨風の影響により、徐々に劣化していきます。
塗装で保護されている屋根だと塗膜の耐候性や低汚染性などの機能が低下し、そのまま放置すると色褪せ、汚れの付着、カビ・コケの繁殖、ひび割れ、欠けなどが起きてしまう恐れがあります。
更に傷み続けると最終的には雨漏りが起きてしまうので、そうならないように定期的に塗り直して保護してあげましょう。
【下屋の塗装 下塗り~上塗り】
塗装の工程では、まず『下地強化材』で下塗りを行います。
この後に塗装する中塗りや上塗りがしっかり下屋に密着するようにする事が主な目的です。
他にも使用する製品によって機能は異なりますが、塗料の吸い込みを抑えてムラができるのを防ぐ、ホワイトの下地強化材で下地の色を隠してイメージ通りの色に仕上げる、下地の凹凸を平滑にするなどの機能があります。
なお、屋根は特に傷みやすいので下地強化剤を2回塗布する事があります。
下塗り1回だけだと傷んだ屋根が塗料を吸い、ムラができる可能性がある場合は2回塗布します。
下塗りが完全に乾くのを待ち、中塗り→上塗りで仕上げます。
基本的には中塗りと上塗りは同じ塗料を重ね塗りしていきます。
(稀に中塗り専用・上塗り専用塗料が分かれている製品もあります。)
塗料には塗料メーカーが定めた乾燥時間があります。
仕様通りの乾燥時間を設けなければ、塗料が持つ機能(耐候性・低汚染性など)が最大限発揮されません。
それぞれしっかり乾いた事を確認してから重ね塗りをしていきました。
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