2023.04.27 さいたま市付帯塗装外壁塗装
埼玉県さいたま市のA様邸の塗装工事のご報告の続きです!
前回の現場レポートは→「埼玉県さいたま市 A様邸 外壁塗装 コーキング材も要チェック 養生」こちらです。
【軒の塗装】
前回のレポートで、塗装前の下準備の様子をお伝えしたので、今回は塗装に入っていきます。
まず、軒(のき)の塗装についてお伝えします。
軒先、軒を連ねる、といった言葉で耳にする軒ですが、どういう場所か正確にはよくわからないという方も多いと思います。
軒は、屋根のうち外壁から出っ張って外に突き出している部分のことを言います。
雨風や日照が外壁に直接当たるのを防ぐ役割を持っています。
外壁に代わって外的要因に晒されることから、劣化が起きやすい箇所でもあります。
特に地面から見た軒の天井部分(軒天)は、地面からの湿気がこもりやすいこともあり、塗装によって防水効果を維持してあげる必要があります。
写真の白い部分が軒天です。
A様邸では燃えにくく耐水性もあるケイカル板が使われていました。
有孔タイプなので通気性もバッチリです。
水に弱いベニヤや石膏ボードほどのメンテナンスは必要としませんが、定期的な塗装でより長持ちさせることができます。
お住まいに塗り替えサインは出ていませんか?こちらのページで要チェック!
また、前回のレポートでご紹介した養生が、窓のシャッターボックスにも施されていますね。
慎重に塗装をしていても、軒天の塗装作業は塗料が垂れやすくなりますので、しっかり養生がカバーしてくれています。
【外壁下塗り】
続いて外壁下塗りの様子です。
白い塗料が塗られていますが、白系の色に塗り替えるわけではありません。
仕上げ塗りに使う塗料と、下塗り塗料は色が異なっていることが多くあります。
下塗りは、仕上げ塗り時に下地の色が透けてしまわないように、白やグレー系の色で下地を塗りつぶしてしまうことが多いのです。
特に元々の外壁の色から大きく色を変える場合に重要になってきます。
下塗りの役割は、仕上げ塗りの発色をよくするためだけではありません。
劣化して水分を吸収しやすくなった下地は、そのまま塗装を行なっても塗料を吸い込んでしまい、塗膜が十分に作られなくなってしまいます。
塗膜が形成されないと、防水性や耐候性といった塗料の性能を発揮することができません。
下塗りは、仕上げ塗りを活かすためにとても重要な工程なのです。
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